<現代家族>の誕生-幻想系家族論の死
2005年 11月 17日
以前読んだ岩村暢子氏の著書『変わる家族 変わる食卓』の続編。
家庭の食の崩壊の原因を探るべく、前回の調査対象(1960年以降生まれ)の
母親世代を調査。 「昔懐かしい、日本のおふくろの味」は単なる幻想だったのか・・・?
戦中・戦後の貧しい時代を経て、その後の高度経済成長による急激な生活の変化により
コンビニ弁当やカップ麺の食事に見られる現代家庭の食の現状を「なるべくしてなった」
結果であることをこの本は明らかにしてくれるが、近頃のスローフードやLOHASブームは
「このままではいけない」という人々の危機感のあらわれであろうか。
それとも単なる理想と現実の隔たりを埋めるなぐさめなのか。
次々と創刊されるスロー系雑誌や料理の本をやや不思議な気持ちで眺めている。
『<現代家族>の誕生-幻想系家族論の死』 岩村暢子 / 勁草書房
家庭の食の崩壊の原因を探るべく、前回の調査対象(1960年以降生まれ)の
母親世代を調査。 「昔懐かしい、日本のおふくろの味」は単なる幻想だったのか・・・?
戦中・戦後の貧しい時代を経て、その後の高度経済成長による急激な生活の変化により
コンビニ弁当やカップ麺の食事に見られる現代家庭の食の現状を「なるべくしてなった」
結果であることをこの本は明らかにしてくれるが、近頃のスローフードやLOHASブームは
「このままではいけない」という人々の危機感のあらわれであろうか。
それとも単なる理想と現実の隔たりを埋めるなぐさめなのか。
次々と創刊されるスロー系雑誌や料理の本をやや不思議な気持ちで眺めている。
『<現代家族>の誕生-幻想系家族論の死』 岩村暢子 / 勁草書房
by paulista_03 | 2005-11-17 14:53 | art & book